ナラの無垢材のフローリングである。無垢材かどうかは断面を見れば分かる。無垢材は自然の木なので、伸び縮みするが、それこそ生きている証拠である。多少の反りや、すき間が生じるのは自然なことなのに、それを欠陥と提えること自体がおかしいのだ木は生きているから呼吸し、湿度の調節もしてくれるから伸縮する。触れても温かい。無垢の木でできた優れたフローリングが存在するというのに、合板の床材を使っている家を、「いい家」と呼べるだろうか。合板は合板でしかない。そこには石油製品の接着剤が大量に使われている。ホルムアルデヒドの揮発量が基準値内に収まったとしても、代替の薬品がどれだけ人体に安全かはまだ明確に保障されていない。それが解明されるのには時間がかかるだろう。人の健康に害を及ぼす不安のある材料で造られている家で、毎目安心して過ごせるとは、私には思えない。床はすべて本物の本、無垢のフローリングを使ってこそ本物の家、いい家といえるのだ。