アーカイブ

美しい爪の形〜健康的なよい爪

古代インドの性典『力−マースートラ』のなかに、「色が冴え、奇麗に整い、清潔で、無傷で、表面が丸昧を帯び、軟らかく、見た目に艶がなければならない」と美しい爪の条件が書かれています。現代人にもそのまま当てはまる「健康な爪」の条件だと思います。この条件が全部揃った爪は、非常に少ないのです。それは爪にかんする知識が少ないことと、手入れをするという習慣がなかったことによるのではないかと思えます。また、爪の形はほとんどが遺伝によって決まってしまいますから、あんがいあきらめてしまっているのかも知れませんね。人間の爪は、約十四のタイプに分けることができます。台型、弓型、オリーブ型、ドングリ型、屋根型、凸型、凹型などの爪をしている人が多いのですが、さてあなたはどのタイプですか。フリーエッジの基本型として、大きく分けて「ポインテット」「オーバル」「ラウンド」「スクェアオフ」の四通りあります。日本人の指に適した爪の形は、オーバルかラウンドに処理したものですが、フリーエッジは手や指の大きさ爪全体の形とバランスが重視されます。カット法を決めるには、手全体を見てこれらのタイプリストから選んでください。(1)ポインテット(とんがり型)ほんの少し前まで、日本人はほとんどこの形にカットしていました。しかし、側面をとがらせるようにカットするので、爪は割れやすく、欠けやすいという欠点があります。もう一つ、指先を上品に見せるということでも劣りますから、私としてはおすすめできない型といえます。谷崎潤一郎の『痴人の愛』に、主人公の河合譲治は西洋の女性と初めて握手したとき、その女性の十本の爪が鮮やかな桜色に光っており、爪の先が三角形にとがらせて切ってあったことに驚いて、「西洋ではこんな爪が流行しているのか」といっています。谷崎が描いた西洋女性の爪の形は、まさにこのポインテットと思われます。(2)オーバル(普通型)もっともポピュラーな安定感のある形です。やさしさ、繊細さが感じられますが、爪の強度についてはやや脆いところがあります。短くてずんぐりした指には、爪を長めにしてこの型に整えると、手をしなやかに見せることができます。(3)ラウンド(丸型)指を細く長く見せるには、もっとも効果がある形です。割れにくく、両側がまっすぐなので安定性もあり、衝撃にも強い丈夫な型です。しかも、爪を少し長くのばすと手を優雅に見せますので、美容の面からも実生活の面からも、日本人の指によく似合う、一番すすめたい型です。?スクェアオフ(四角型)四つのなかでもっとも丈夫で、爪の大きさを強調する形です。両端に少し丸みを持たせますと女性らしさが出てきます。爪を長く伸ばしている人に向いています。またこれは、ネイルアートを楽しみたい方や、二、三色のカラーコンビネーションなどで個性を出したい方は、爪は長い方が華やかさの点でも、デザインをするにも有利です。基準としては爪の生え際から爪先までの長さの半分ほどをフリーエごンとして伸ばしておけば、十分に楽しむことができます。