女性の病気に効くアロマセラピーの基本は、女性ホルモン様作用のある精油を中心に、神経の高ぶりを抑えたり緊張をほぐしてリラックスさせたりする効果のある精油を上手に組み合わせて、全身に現れる不快症状を撃退することです。エストロゲンと同じ働きをする精油には、クラリセージ、フェンネル、スターアニスなどがあります。プロゲステロンと同じ働きをするのはセージです。子宮や子宮周辺の血流を促すのは、ニアウリ、サイプレス、シダーウッド、マスティックトリー、ヘリクリサムなどがあります。女性の症状に有効な精油は一六六匹‐の表にまとめました。クラリセージに含まれるスクラレオール(ジテルペンアルコール類)にはエストロゲン様作用があり、体内でエストロゲンと同じように働きます。ホルモンバランスを整える効果があるため、婦人科疾患に広く対応できる精油です。また、鎮痛作用のある酢酸リナリル(エステル類)を豊富に含んでいることから、心身をリラックスさせ月経中の不安定な気分や痛み、更年期障害の諸症状の緩和にひじょうに有効です。セージのようにフツヨン、β‐ツヨン(ケトン類)を含まないので、より安全に用いることができます。ただし、妊婦が大量に使用すると流産の危険があるため、通常量(一日一〇滴以内)を守って使用するようにしてください。念のため主治医の指示に従いましょう。妊娠の可能性がある場合や妊婦は原液で使ってはいけません。スクーアニスも同様で、妊娠の可能性がある場合は使用してはいけません。セージは妊娠の可能性がある場合や原液の塗布は厳禁です。また妊婦、子ども、てんかんの既往がある人、高血圧の人も使用できません。セージに含まれるa−ツヨンやβ‐ツヨッなどのケトン類は神経毒性があることから、微量で短期間だけの使用に限ります。用い方としては、二ヵ月使用して1ヵ月休止し、さらに二大二ヵ月使用するという方法をとる場合があります。そのほか、シナモンは皮膚刺激が強いので原液での使用は厳禁です。また、ウィンターグリーンは抗凝固剤との併用は避けてください。医師に相談のうえ精油を使用すると安心です。
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