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丸腰で挑むロシアリスク

日本車人気に乗って、続々と日系メーカーが現地生産に乗り出したロシア。しかし、ロシア進出には、かなりのリスクと課題がつきまとっているのも事実だ。「トヨタでさえ工場の立ち上げにはかなり苦労したと聞いている。三菱自動車の実力で、本当に現地生産ができるかどうか」。2007年、三菱は、現地工場建設に向けた自動車部品の免税措置に関する投資協定をロシア政府と結んだ。だが、三菱商事出身で、海外事業のリスクを熟知する社長は、現地工場建設に向けた不安を隠さない。

[参考情報]
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「もちろんこんなチャンスは二度とこないから、絶対にやりたい。でも、人材の確保や教育、ロシア語の問題、部品の物流、現地調達率の向上などをクリアできる実力が、うちにあるかどうか」。ロシアでの工場建設では、当初は日本から部品を持ち込んで現地で組み立てることが可能だ。だが目標期限内に、ロシア国内での部品の現地調達率を引き上げていかなければ、巨額の追徴金を課せられる。数字は会社によって異なるが、30か月以内に溶接・塗装・組立を伴う生産を、年産2万5000台にした上で、2年以内に現地調達率を10%まで高める必要がある。その後、18か月以内に20%、その1年後には30%と、ハードルはだんだん高くなる。部品メーカーのロシア進出が進まなければ、品質確保は難しい。