現実の判断をする場面で結構役に立つのが、売り主や、そこに住んでいる居住者らに話を聞くことである。そもそも不動産屋(売り主もそうである場合が多いが)は通常「いいこと」しか教えてくれない。しかし、欠陥住宅対策は買う前に「欠点」を探すことが重要なのである。たとえば、所有者がそのマンションを手放す理由。不動産屋は「買い換えのため」と説明しても、もしかしたら、その背景には何らかの欠陥問題が存在していたのかもしれない。
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建物に関する細かな情報は、同じマンションに住む人間がいちばんよく知っている。管理人さんはもちろんのこと、できれば両隣や上下階の住民などにもさりげなく接触して、情報収集に努めたいものである。また、これは単に建物性能の判断だけでなく、どんな人が住んでいるのかを知るためにも重要なことだ。マンションを買うということは、居室とともに周りの住環境も同時に買うのである。入居したら隣人がとても怖い人で毎日ピクピクしている、のでは幸福な住まいとは言えない。新築では確認不可能なこうした住環境のチェックができるのも、中古ならではの利点である。