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昼寝も心してすべき

常に召使などの「人目」にさらされていた平安貴族は、昼寝も心してすべきだと考えていた。しかし現代人が、頬のゆがんだ昼寝姿を見られる心配はまずあるまい。作家の宇野千代などは、化粧したあと、少し昼寝してからデートにのぞんだという。するとほどよく化粧がなじみ、頬が紅潮して色気が出るのだそうだ。昼食後の数十分、昼寝をする人のほうが健康で長生きするというデータもあって、長生きはともかく、昼寝をしたほうが美しく健康でいられると実感したことが、私もある。というのも私は一九九九年半ば、いろいろなストレスがあったころ、歯科治療を引き金に不食不眠の病になった。精神科に行くと、「とにかく寝早起きをしなさい」と言われた。当時の私は朝方四時に寝て昼ころ起きるという暮らしをしていたので、それを正すことが先決というのだ。「急に早くは眠れなくても、とにかく早く起きること。そしてどんなに眠くても昼寝は絶対しちゃいけない。この生活を半年続けなさい。そうすれば良くなる」と。
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