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豊田達郎社長の誕生で見えたトヨタの課題

九二年九月、兄・S氏から社長の座をバトンタッチされたT氏は“強さ”と“良さ”のバランスをとりながらの、難しい舵取りをまかされた。“強さ”と“良さ”のバランスといっても、やはりまず“強さ”がなければ“良さ”は生まれない。景気後退による自動車需要の低迷による影響は、トヨタといえども逃れることができなかった。本業の収益を示す営業利益は九〇年六月期には、五三八六億円だったのが、九二年六月期には一二四八億円まで急落。営業利益率では九〇年六月期が六・七%だったのが、九二年六月期では一・四%となった。収益の悪化か深刻化しているのである。社長に就任後、全マスコミのトップを切って『現代』での取材で合った際、T氏は、「日本の自動車産業は国際的な展開をしていますし、また、日本経済の基幹産業としても大きな役割を担っています。ですから、ある地方、ひとつの企業に閉じこもっていてはいけないという気がします。その点で、ベクトルはおっしゃったような方向“強さ”と“良さ”のバランスのとれた経営)に向かわざるを得ないでしょう。しかし、最近の景気の低迷ぶりをみますと、まず当面は足もとを固めることが課題であると理解しています。ですから、状況に合わせて、進みすぎたところは様子を見ながら減速することもあると思います」と、自らの当面の課題が“強さ”の回復、換言すれば、景気後退で落ち込んだ収益力の回復にあることを強調している。

[参考情報]
東京の中古車情報
http://www.goo-net.com/area/shutoken/tokyo/

茨城の中古車情報
http://www.goo-net.com/area/kitakanto/ibaragi/

山形の中古車情報
http://www.goo-net.com/area/tohoku/yamagata/